最高級 冷凍一番摘み焼きのり「厳選」。
宮城でもおいしい海苔が作れることを証明するために、これまでの概念・常識を覆す地の利を生かした土俵で、新しいジャンルの独自の個性を持った海苔を思い描き続けてきました。
誕生当時は、名前も産地も誰にも知られなかった海苔。
せめて中身だけは見てもらいたいと、透明な袋にこだわってました。
今や相澤太の代表作として多くの皆さんに親しんでいただけるようになりました。
毎年海が違うので、毎年同じ海苔は作れません。
その年、その年の海の中で、限りなくベストを尽くし、最高の状態のものを特別に作っています。
それを、知ってる人が伝えてくれる。ホームページで思いを知って買ってくれる。
そして多くの人がプレゼントやご贈答に選んでくれていることを知りました。本当にありがたいです。
2017年2月、ようやく透明無地袋から卒業できました。新しい袋で皆さんに喜んでいただけたら嬉しいです。
これからも、その年その年の「相澤太らしい海苔」、一周り”太”になった厳選をよろしくお願いいたします!
相澤太の代表作「厳選 寒風一番摘み 焼海苔」
秋芽の一番摘みではなく、シーズンのうち極わずかしか取れない冷凍網一番摘みを使用した、名実通り厳選された海を感じる焼海苔です。海苔本来の旨味を引き出したご飯に合う海苔に仕上げているため、主に、手巻き、太巻き・細巻き等のお鮨に使用されるなど、食のプロから一般ご家庭、ご贈答まで、嬉しいことに海苔の違いがわかる方々にご愛顧いただいております。
◆1帖あたり、板のり全形10枚入り
◆税込:681円/送料別
¥680
税込 / 送料別途
次の地域は送料無料: 全ての地域を表示 詳細を閉じる
・海っぽさ★★★★★
・希少性★★★★★
・お米愛★★★★★(手巻き)
・旨味が出る早さ★★★★
・追いかけてくる後味★★★★★★★★★★
・料理応用力★★★★★
※資材等諸々経費全般の増税・値上がりにつき、一部に関して価格改定を実施させていただく場合がございます。
(あくまで資材、燃料等の製造コストです。)海苔の原価は据え置きのため、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
●食品のため、卸売・転売目的の個人または法人方によるお買い上げは固くお断りいたします。
●海苔は、保管湿度や管理方法により大きく影響される食品です。お客様におかれましても、個人の責任において信頼のおける海苔販売店(または生産者)からお買い上げくださいますようおすすめいたします。
人が食べて“美味しい”って感じるための、育て方というのがあります。
海苔の旨みや甘味は、どんな品種でもどんな地域でも元々あんまり変わらないです。グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などの旨味成分は、どの海苔も持っています。ただ、それを出しやすいか出しにくいか、そう作れるか、です。
細胞壁が薄ければ人肌の唾液酵素で簡単に出るし、100回噛まないと味が出ないものもあるかもしれません。
(食べる人の、その時の唾液や味覚感度の状態もありますが、それはまた別の話。)
昔、高い寿司屋さんに行って、お客さんたちは「何噛み目くらいで飲み込んでいるだろう」とか観察していました。
海苔は、寿司ではほぼ巻物なので、ネタと酢飯を邪魔しないタイミングで、味が出やすいタイミングってどこなんだろうと考えると、育て方も変わります。
飲み込んだ後の後味、全体的な印象まで考えるようになりました。
そこまで目指して、“美味しかった”と感じてもらわないと意味がない。そういうことを考えてやっています。
支柱養殖の場合は、自然の特性上、干満の差があり空気中に浮くことで、雑菌や雑藻は自然的に駆除され細胞壁は薄く育ちます。
だから柔らかくて歯切れが良く、旨味の出るタイミングが早いです。
一噛み目で味がバンと出たり、その瞬間とても美味しいと感じるので、自分も一時期目指したことがありました。
しかし、味の出やすいタイミングが早い反面、思い描く旨味の奥行き(変化、後味)が表現しにくかった。
それは、自分の知ってる海とは異なるイメージでした。この海の利と素晴らしさを押しつぶしている感じでした。
僕らの漁場は、2本の川から注ぎ込む栄養分、親潮の循環など、とても条件の良い豊かな海で浮き流し養殖です。
ならば余所の特徴を真似る必要はないし、この地域の海のありのままを生かしたい。
独自の新しい土俵を目指すことにしました。
海苔の味を決めるのは「人の知恵と努力」です。
自分の海苔はこういう海でしか作れないし、だからこそ、食べた人に海を感じて欲しい。
海苔の製造・乾燥段階では、一般的には海苔の中の塩分はほぼ抜いて作られます。
塩分があると湿気を吸いやすく、湿気を吸うと海苔本来の酵素が活発になって酸化してしまい、保存がしにくくなるからです。
自分の考える海苔は、海で育つのだから塩分があって当然です。
最初は塩分があったほうが後からくる旨みをさらに美味しく感じます。
口に入れた時にさらっとした塩分と磯の風味を感じられて、
そうしているあいだに海苔の旨みが後からドンと押し寄せてくる、
後味までいつまでも余韻を感じていたくなる、
そういう海苔を作りたいと思い描いてできたのが、この厳選です。
初めて食べる方、海苔を食べなれない方は最初「?!」って、瞬時には戸惑うかもしれません。
でも安心してください、大体みんなそのはずです。それくらいの個性と仕掛けをしているので。
味覚は必ず無意識レベルで旨味をとらえます。覚えます。だからクセになります。(笑)
食べた時に海を思い浮かべてもらえれば嬉しいです。
☝海苔は、ワインや日本酒に例えられるくらい味わいが奥深い食材です。
まずは全形1枚→八切りサイズにし、4枚程度はじっくり味わいましょう。(八等分にパリパリ割るだけ)
☝海苔はなぜかすぐに飲み込みたくなります。しかし、焦りとぜいたくは禁物です。
できる限りじっくりゆっくり、飲み込むの我慢するように、あえて意識してみるのがポイントです。
☆慣れてくれば八つ切り×一枚、その半分サイズでも味を感じやすくなります。
☝一口食べ終わる度に、唾液がじっくり溢れてくるのを感じながら、後味の変化や余韻を楽しんでみてください。
<※ご注意※>
・海苔をお召し上がりの後は、舌の上には旨味酵素がたっぷり残っています。お酒や飲み物で流したくなるかもしれませんが、まずは我慢。
・一気食いしたくても絶対に我慢、食べる回数と間を重ねる内に、味の感じ方も変わってきます。
・後味がどう変化するか、注意深く気にしてみてください。
・お口の中や鼻が異常に乾燥しすぎているときは、味を感じにくく張り付いてしまうかもしれませんので、少し湿らせた方がよいと思います。
あとは手巻き!その他!いろんな食べ方でご賞味くださいね。